フィクションの中のリアル
R4H326:
愛する人か世界か。
※MCUのネタバレ要素が含まれています。
MCU作品を見ていくと、過去の出来事からの復讐の連鎖が多く描かれているように思う。
アベンジャーズが世界を救った時、そこに犠牲になった人達も少なからず居て、その人達はアベンジャーズに対する恨みや憎しみを持つ。
その恨みや憎しみを受けながらも、自分にできることをやらずに世界が滅びるのを、見過ごすことはできないヒーロー達。
この構図を見続けるのは苦しい。
アベンジャーズの中でもトニー•スタークが大好きなので、トニーが悩み苦しんでいるのを見ると辛い。
MCU作品がこんなに世界の矛盾や現実について考えさせられるものだとは思わなかった。
13作品目の「シビル•ウォー」を見たところで、少し見続けるモチベーションが下がってしまった感がある。
世界平和のために愛する人が犠牲になった時、自分なら仕方なかったと思えるだろうか。
いや、実際に世界が危機に陥った時は、そんな単純な話では治らないだろう。
アベンジャーズが仲間割れするのは、本当にリアルだと思う。
「正義が悪を倒して平和になる」世界なんて存在せず、正義に悩み、恨みを断ち切れず、希望や裏切りの中で、誰もが、もがき苦しんでる。
こういった人間模様を見ることができるのが、MCU作品の素晴らしさなのかもしれない。
では、また明日。