森まりお日記

感じて、学んだこと

歩くのを速く

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移動時間の短縮

「歩くのが遅い」とよく言われていて、歩くのが速い兄弟と一緒に歩くとストレスを与えていることが常だった。

パートナーも歩くのが速かったが、自分のペースにはいつも合わせてくれていた。ただ、時折いつものペースに戻って気がついたら数メートル先にいた…なんてことがよくあった。自分が遅いだけなのに、それに腹を立ててしまったこともある。

兄弟から「速く歩くように努力してみては」とも、よく言われた。股関節が硬いのか速く歩くのはかなり労力が必要になると感じていたので、疲れるのが嫌で積極的には取り組まなかった。そうは言っても、帰りの駅からいつまで歩いても着かない家にうんざりしていたのも事実だった。

そんな時、兄弟から「歩くのが速い人と握力がある人は頭が良いという研究結果がある」と言った内容を聞いた。「歩くのが遅い=頭が悪い」というわけではないが、なんだか癪に触ったのか、プライドが許さなかったのか、今まで散々言われていたのに動かなかった腰を、ようやく持ち上げることができたのだ。

前腿の前や外側が張っていたり、ふくらはぎが異様に太いのも前々からの悩みで、これに関しては姿勢や歩き方が原因であることはわかっているが、改善策として何が適しているのかわからず、カモシカのような脚を夢見ているばかり。

せっかく速く歩くように意識を始めたので、正しい歩き方で美脚を目指そうという意識も高まった。

美脚に強いパーソナルトレーナーの動画に、歩き方を教えてくれるものを見つけた。今はなんでもYouTubeが教えてくれる。その歩き方で歩き、できるだけ速く、大きく歩くように心がけるようにした。

速く歩くとなんだか気分が良い。気持ちがスッキリする気がする。大きく歩幅を取ると、股関節にもストレッチがかかるので、続けていたら柔軟性がアップしそうだ。

何より、自宅から最寄駅までの所要時間が3-4分短縮されたことには感動した。いつもなら乗り遅れてしまっていた電車に乗れるのが本当に助かる。

速く歩いたからといって頭が良くなるわけではないが、なんとなく頭が良いことに繋がりそうな気分であることもモチベーションになっている。本当に単純な人間だとつくづく思う。

こんな感じで、自分の生活や身体機能を改善させていきたい。この取り組みや意識が自信につながり、こういった自信を持つことが、現代にはびこる漠然とした不安を取り除く、有効な手段なのではないかと思っている。